夏合宿


初日
拝島駅−津久井湖−道志道−山中湖−河口湖ユースホステル
1996年7月20日  走行距離 92km

はじめての泊りがけのサイクリングの初日。道志みち(国道413号)は、ひたすら山の中の変わり映えのしない道を進むのが非常に疲れた。
山伏峠あたりから大雨が降り出し、この季節なのに寒かった。(山中 湖あたりの電光掲示板には19℃と表示されていた。さすが標高1000mという感じだった。)
ユースに着いたのは21時過ぎでびしょびしょだった。が、受付の手続きやら何やらで30分くらい立ちっぱなしだった。まぁ、風呂に入れてくれたから感謝である。
山伏峠(トンネル)を制覇した。


二日目
河口湖YH−西湖−精進湖−本栖湖−河口湖YH
1996年7月21日  走行距離 56km

今日は観光という感じだった。天気もよく、富士山がきれいに見えた。
富岳の風穴は涼しくて良い。一応天然記念物らしい。それをパンチし ているアホもいた。
夜に食べた甲州名物ほうとう(800円だったかな?)はうまかった。店 (水晶という店名)に入るときは、入り口にくもの巣が張っていて大丈 夫かという感じだったが、味も値段も良かった。
この日、YHに帰るのが遅くなり、風呂には入ろうと服を脱いでいたら、 もう風呂の時間は終わりだよといわれ、外に出されてしまった(風呂に 入っていた人も出された)。どうやら鍵はかかっていないようだったの で、夜中の寝静まった頃に入ろうと若い自分は企ててしまった。結果 は成功したが、皆さんはまねをしないでください。


三日目
河口湖YH−富士スバルライン−富士山五合目−河口湖YH
1996年7月22日  走行距離 60km

この日は富士山の五合目まで登った。五合目までは舗装された有料 道路があり、自転車でも普通に登れる。
疲れがたまってきたのか、おとといの雨で体調が悪くなったのか、非 常につらい登り30kmだった。そんなときに、横を観光バスが通りすぎ ていく、バスの乗客の視線が憎らしかった。
5合目に着いても、天気はあいにくの曇りで景色は最悪。まぁ、これからの下り30kmを楽しむか、という感じだった。
下り始めてすぐに、突然目の前に白い壁があった。それは雲だった。 雲をこんなまじかに見るのははじめてだったので面白かった。しかし 雲に突っ込むと、視界は悪く、あまりスピードを出せない上に、霧雨の ような雨が降っていた。下るにつれ、視界は良くなってきたが、雨粒は それに反比例して大きくなった。また、ずぶぬれの状態でYHに到着。


四日目
この日は河口湖の周辺を見たり、富士吉田の周辺を見て、観光を楽 しんだだけだった。


五日目
河口湖YH−大月−八王子−拝島
1996年7月24日  走行距離 84km

今日は夏合宿最終日で、東京に戻るだけ。
富士吉田から大月あたりまで、ひたすら下るだけ、1時間くらいで大 月に着いてしまった。
途中に、富士急行線の寿という名前の駅があったので、記念に乗車 券でも買っていこうかと思ったが、券売機がない上に、無人駅。あき らめて先を急いだ。
その後も快調に走り、当時にしては驚異的な速さだった平均時速20km以 上をたたき出していた。